忍者ブログ

看護師が働く病院・施設

下肢静脈瘤と閉塞性動脈硬化症は血管外科で治療します

足の血管の病気は思いのほか一般的で、特に足の表面の血管が浮き出る「下肢静脈瘤」と動脈の血液の流れが悪くなる「閉塞性動脈硬化症」は稀な病気ではありません。「静脈瘤」は女性に多く、静脈の弁が壊れてしまい、血液が逆流し足の下のほうに溜まる病気です。

足のだるさやむくみ、湿疹などがあらわれれば治療が必要になります。予防のポイントは足を下におろした姿勢を長時間続けない、同じ姿勢のときは、ときどき足踏みしたり歩いたり足をもんだりする、寝る時は足を少し高くする、両足に冷たいシャワーをするなど血行をよくすることで、太り過ぎないことも大切です。

治療には弾力ストッキングの使用、静脈瘤に硬化剤を注射する硬化療法、結紮手術、ストリッピング手術などがあり、重症度に応じて選択されます。一方「閉塞性動脈硬化症」は男性に多く、手や足の動脈硬化が原因で起こります。食生活の欧米化や高齢化にともなって増えている病気で、特に喫煙者や糖尿病のある人は重症になりやすく注意が必要です。

最初は「歩いていると足が痛くなって休むようになる」「足先が冷たくしびれる」などの症状がみられ、放っておくと足が壊死状態になり、切断しなければならない事態になることもあります。専門医の診察と簡単な検査でほぼ診断は可能ですが、症状によっては血管造影などさらに詳しい検査を行い治療方針を決めます。

軽症の場合は禁煙、糖尿病の治療や薬物治療を行い、重症になれば血管内ステント治療、血行再建手術などがおこなわれます。足の血管には他に、重大な合併症をおこす「深部静脈血栓症」といった病気もあります。

「静脈瘤」や「閉塞性動脈硬化症」も生活の質を大きく低下させることがあり、早めに血管外科での診察、検査、治療が必要です。症状にこころあたりのある方は、かかりつけの医師に相談してください。

PR